【大満足】精一杯生きるだけで貧乏になっていく時代:<気を抜くと誰もが貧乏になる時代の「お金」の基礎力>

表紙

引用:アマゾン

お金の価値が失われていく日本

愛するあなたへ。

あなたは十分に裕福な暮らしをできているだろうか?

世間では給料が上がったというニュースや、景気回復のニュースが度々報じられている。

しかし色んな人に聞いてみても景気回復を実感している人は少ない。

それどころか貧困に関するニュースまで多く飛び込んでくる始末だ。

貧困状態の子供は6人に1人という調査データや、『貧困女子』という単語も市民権を得た。

一体何が起こっているのか?

あなたも疑問に思っているのではないだろうか。

実は給与が上がっていることも、貧困が発生していることも、どちらも正しい。

しかも給料は平均年収ベースで上がっているので格差が拡大しているわけではない。

では何が起こっているのか?

実は平均年収は上がっている、が。

給料アップが生活コストの増大に追い付いていないのだ。

例えば、十数年前に比べると年収414万円のサラリーマンは年間約14万円も多く社会保険料を払わなければいけなくなっている。

さらに物価も上昇に転じており、去年と同じ給料を貰っても、去年と同じ分だけ物を買えなくなっているのが実情だ。

つまり、あなたが同じ生活を続けていれば貧乏になっていく世の中なのである。

そこで今回紹介する本は、知らぬ間に貧困へ落ちていくこの時代に、しっかりお金を貯めるための指南書となっている。

著者の経歴

岡崎充輝。岐阜県の揖斐川町商工会で、中小企業の経理指導・経営指導をするかたわら、独学でファイナンシャルプランナー資格を取得。税金から社会保険にいたるまで幅広い知識を駆使しながら、個人家計の顧問ファイナンシャルプランナーを目指し活動中。年間100名以上の家計相談をこなす一方、年間30回以上のセミナー講師も務めている。(株)ヘルブライフオカヤ代表取締役。住まいのFP相談室岐阜大垣店を主催。2級ファイナンシャルプランニング技能士、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定AFP、住宅ローンアドバイザーなどの資格を有する。
引用:本文より

お金に対していかに真剣になれるか?

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あなたはお金をどれだけ大事にしているだろうか?

貧乏になりたくないと願っているなら、あなたがやるべき最初の一歩は『収支を管理する』ことに尽きる。

まずは自分の家計の現状を把握しないことには、自分が何をすべきか見えてこない。

あなたは自分のお金を仕事のように管理すべきだ。

そうすると、想像していたお金の流れと現実が食い違っている部分が必ず出てくる。

まずはそこを突き止めない事には戦いは始まらない。

一般的に家計の一番の支出は、税金や社会保険料である。

サラリーマンであれば手取りを見るのであまり意識していないかもしれないが、あなたの給料の中で一番お金を食っているのは税金なのだ。

その次に来るのが家賃。3番目は食費。4番目は交通・通信費と続く。

意外なことだが光熱費や水道代は支出の8番目で割合としては低い。

よく節約本なんかを読むと、電気や水道を節約するテクニックがたくさん紹介されている。

だが実際にはそこを努力しても家計への影響は少ない。(やらないよりは良いが)

むしろ支出の上位ランキングにある家賃、食費、交通、通信費(携帯代など)を減らす事ができれば、月に数千円から数万円レベルの節約も夢ではない。

この本でもその考えに従い、光熱費などの細かい節約のテクニックではなく、金額の大きい支出をいかに減らすかという視点で書かれていた。

膨れ上がる使途不明金

2

家計をつけない事の一番のデメリットは使途不明金が膨れ上がる事だろう。

例えばレシートの出ない自動販売機での購入は使途不明金になりやすい。

実は家計簿をしっかりつけている人でも、平均で毎月1万数千円以上の使途不明金が発生するという。

では家計簿をつけていない人はどうなるだろう?

おそらく数万円レベルの使途不明金が発生していると思われる。

あなたの最重要ミッションの一つは、そういった使途不明金を特定し、垂れ流されているお金を発見する事だ。

普通の会社でもお金は管理しなければどこかへ消えていく。

色んな節約テクニックを探す前に、まずは自分の足元から見直そう。

家計をしっかりと管理できれば次のステップだ。

甘い人生設計で破綻する人が続出

3

家計という土台骨を見直したら次は人生単位での節約である。

昨今は老後破産というキーワードもよく目にするようになった。

住宅の購入を検討している方はぜひとも一度プロの意見を聞いてみて欲しい。

例えば著者の主張によれば、住宅を購入した場合は50年間住んでやっと賃貸と同じぐらいのコストになるそうだ。

一般的な返済プランである35年ローンの場合、完済し終わった時点では賃貸の方が800万円ほどお得だという。

普通、家は50年も住めば色んな場所にガタがきて修繕コストが跳ね上がる。

だからそれほど長い期間、同じ家に住むのは現実的ではないだろう。

そもそも50年後なら人は宇宙に住んでてもおかしくない。

それほど未来の話という事だ。

ところで、実は日本という国は1945年ぐらいまで平均寿命は50歳前後だったそうだ。

それが今や世界トップレベルの長寿国となっているが、これは前例のない事態なのである。

だから老後の問題点についてはやっと最近わかり始めてきたものの、そもそもこれほどの高齢化は未知の領域で、対策が立てられないまま今たくさんの問題が噴出し始めているのだ。

だからこそ今、老後破産というキーワードを目にするようになった。

これは数十年前に何の計画も立てずに家や車などを買ってしまったせいである。

それが最近になってようやく、私たちはまともな人生設計の立て方を確立し始めたところだ。

後悔しないために、一度しかないあなたの人生設計をしっかり見直してほしい。

老後に破産などしたらもう取り返しがつかない。

ロクに仕事もできない状態で人生を立て直すのは無理な話である。

失敗しないために一度、この本を読んでみれば参考になるだろう。

この本から何が得られるのか?

日本で生きていく事でこれからどう厳しくなるかがわかる。

貯金する方法、お金をいかに節約するべきかが正しく理解できる。

この本の欠点

未来の予測が多少出てくるが、未来のことはあくまで予測。どうなるかはわからない。

書評まとめ

普段気付きにくい金銭的な危機をわかりやすく伝えてくれている啓発本。

節約するための方法もかなり効果が高いものが多く、読んで得したと思える内容だった。

評価

大満足

最後まで読んでくれてありがとう。あなたが好きです。