【大満足】フェイスブックを創り出した大学生の正体:<フェイスブック 若き天才の野望 著:デビッド・カークパトリック>レビュー!

フェイスブック表紙

引用:アマゾン

なぜフェイスブックは誕生したのか?

愛するあなたへ。

今日の書評は誰もが知っているSNS『フェイスブック』の社史です。

最近は若者を中心にフェイスブック離れという言葉もあるようですが、フェイスブック自身は世界をターゲットに成長を続けていて2017年6月にユーザー数20億人を突破したそうです。20億人ってとんでもないですね。

世界の人口は現在74億人ぐらいなので、世界中の4人に1人はフェイスブックに登録しているわけです(もちろん、複アカや企業アカウントなどもいるでしょうが)。

しかし単純計算で世界人口の4人に1人が利用している単一のサービスって簡単にパッと思いつかないですよね。それこそまともに張り合えるのはグーグルやマイクロソフトぐらいじゃないでしょうか。

地球を覆いつくさんばかりに拡大した<フェイスブック>という怪物コンテンツは、誰がどのようにして作り出したのか。

あなたは興味がありませんか?

もしもあなたが自分でビジネスを作り出すことに少しでも興味があるのであれば、この本を読まない理由はありません。

この<フェイスブック 若き天才の野望>が出版されたのは2011年と少し古い本ですが、まだ読んでいない人がいたらぜひ読んでみて欲しい、いえ、読むべきだと思います。

世界最高のサービスの一つ、<フェイスブック>が誕生してから2011年の成熟期に入るまでをこれほど詳細に描き出した本は他にないのですから。

著者の経歴

デビッド・カークパトリック。『フォーチュン』誌で長年にわたりインターネットおよびテクノロジー担当編集主任を務める。

アップル、IBM、インテル、マイクロソフト、サンをはじめ数多くのテクノロジー企業の特集記事を執筆。フォーチュン・ブレーンストーム会議を創設。

525ページに渡る濃厚なフェイスブック社史

綿密な取材を通して描かれたフェイスブックの全容には非常に大きな価値を感じました。

フェイスブックというサービスを作ったのが当時21歳のマーク・ザッカーバーグという大学生だという事実は、それを知らなかった私には衝撃的でした。この本の中で一番知りたかったのは、フェイスブックというサービスを作り出した創造者の人物像でした。

・マーク・ザッカーバーグという人物は一体どんな信念の持ち主なのか?
・どういう目標をもってフェイスブックを運営しているのか?
・マーク・ザッカーバーグ氏が人生で重要だと思うものは何なのか?

私が持っていた疑問のすべてがこの1冊の本に載っていました。

この本を読めば『フェイスブック』について100%どころか、200%わかるようになります。いえ、本当に。

なぜならこの本はフェイスブックのことはもちろん、それを運営する社員たちへのインタビューや、フェイスブックが拡大をするそれぞれの段階で、シリコンバレーや世論がどのように反応したかも余すことなく書いているからです。いま、十分に大きくなったフェイスブックの姿からは想像できない、まだサービス誕生間もない時の様子まで手に取るようにわかってしまいます。

そしてマーク・ザッカーバーグが誰に影響を受け、どういう思想を持ってこの巨大なサービス<フェイスブック>を作ってきたかがわかります。

そう、<フェイスブック>では、マーク・ザッカーバーグは王様のような存在なのです。

成功者の特徴を兼ね備えた若き王

フェイスブック1

私の見立てによればマーク・ザッカーバーグは確かに成功者の特徴を持っていました。

彼は頑固なハードワーカーで強力な信念をその心に秘めています。フェイスブックが誕生した時、似たようなSNSは他にも無数にあったようです。その中でフェイスブックが勝ち抜くために必要な要素をマーク・ザッカーバーグは兼ね備えていたのです。

私も様々な伝記や社史を読み漁っていますが、大きな成功を収める人物にはある共通点があります。

まず一番の共通点は非常に頑固であること。

大きな成功を収める人は、絶対に自分が正しいと信じたことは絶対に曲げないのです。例えばマーク・ザッカーバーグの場合、フェイスブックを買収したいというオファーを何度も断っています。しかもその額というのは、何百万、何千万という話ではありません。億単位の話で、100億ドルで買収したいというオファーすら断っています。(1兆円での買収の申し出をあなたは断る勇気があるでしょうか?

少なくともマーク・ザッカーバーグは札束で殴られても正気を保っていられる意志の強さがあるということでしょう。

さらにフェイスブックに普通の広告を張って収益化することには反対していたので、数十億ドルの買収オファーが来ている時にもフェイスブックは赤字でした。

それでもマーク・ザッカーバーグは長期的なビジョンで組織を正しい方向に導き続けてフェイスブックを拡大していきます。その結果として、時価総額50兆円を超える超モンスター企業となりました。しかし、マーク・ザッカーバーグはお金のためにフェイスブックを運営しているのではありません。

彼は世界をより良い社会にするためのインフラとしてフェイスブックを運営しようとしていたのです。

例え社員の誰もが金に目がくらんでいる時期であっても、マーク・ザッカーバーグの目的はブレていなかったのです。

世界一の若き企業経営者から学ぶ

フェイスブックを作りだしたのが当時21歳の大学生だという事実、そしてそのサービスが今や時価総額50兆円を超え、トヨタの2倍以上に膨らんでいるという事実に私は驚愕しました。

私は20代の頃にそんな大企業を作ろうなんて想像もしませんでしたし、そんな兆候もありませんでした。しかし、ほとんど同世代のマーク・ザッカーバーグという人物はその頃フェイスブックを作り、すでに数兆円規模の会社に育て上げていたのです。

この本を読んでマーク・ザッカーバーグの凄さに憧れるというよりも、自分の小ささにむなしくなる気持ちが強くなりました……。

マーク・ザッカーバーグも最初からそんな大企業を作ろうとしてフェイスブックを始めたわけではありません。

しかし、行動する中からそういったチャンスが生まれ、そのチャンスをモノにした一人なのです。そして彼が持っていて、私に欠けているものがその時すでに明確にあったのです。

それは成功者の素質。

上に挙げた頑固さもその一つです。

他にも善悪を超えて行動をする気性や、まずそもそもプログラミングという特殊な技術を愛していたかどうかも運命の分かれ道だったのでしょう。

自分の小さい人生に満足せずに上を目指すためにどんな人間になるべきか?

なぜマーク・ザッカーバーグは成功して、自分は成功できていないのか?

そんな事を考えながら読むと非常に参考になる一冊でした。あなたも成功者を目指すのなら、ぜひ一度は目を通してよく考えて欲しい、そんな一冊です。

525ページと大ボリュームですが読む価値はあります。

あなたもぜひ世界最高の会社とその人物の考えに触れてみてください。

この本から何が得られるのか?

フェイスブックはどのようにして成功したのかが書かれている。

マーク・ザッカーバーグとはどんな人物かがわかる。

この本の欠点

とにかく長いので挫折しがち

後半はフェイスブックの機能の話が中心になるのであまり気付きは得られない。

書評まとめ

世界最高の会社の軌跡と、その創設者について知れる貴重な1冊。

自分のビジネスを持とうとしている方、成功者がどんな人物か興味があるなら読んだ方がいい。

点数

大満足

最後まで読んでくれてありがとうございます。あなたが好きです。