【満足】凡人が天才になるための条件<ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 著:アダム・グラント>レビュー!

本表紙

引用:アマゾン

天才になるためには誰よりも多く失敗すること

愛するあなたへ。

ピカソほどオリジナリティにあふれた天才は他にいない。ピカソの絵はピカソにしか描けない。ピカソが天才ではないと否定する人はいないだろう。しかし改めて考えてみよう。彼は本当に天才だったのだろうか?

実はピカソの全作品数は14万7800点にものぼる。92年間の生涯を通して、生まれた日から死ぬ間際まで1日4.4作品を作っていた計算だそうだ。

もちろん、そのすべての作品が評価されているわけではない。15万点弱の作品数から考えれば評価されているのはほんの限られた作品だけだ。他にも、モーツァルトは約600曲、ベートヴェンは650曲、バッハは1000曲以上を作曲しているが、最高傑作はそのうち数曲でしかない。

つまり天才と呼ばれる人達は試行回数が凡人とは圧倒的に違う。

例え凡人だとしても何百、何千もの作品を作るなら、そのうちの数作品ぐらいは傑作ができると思わないだろうか? もしかするとこれが天才と呼ばれる人たちの真実なのかもしれない。

独創性あふれる天才になるには、ただ誰よりも失敗の数を重ねることだ。というより挑戦の数を重ねることだ。そしてオリジナリティを出すためには「既存のものを疑い、より良い選択肢を探す」ことが重要である。

「誰かがやっているから」ではなく、自分の頭で考えて最善の選択とは何かを探さなければならないのだ。

著者の経歴

アダム・グラント

ペンシルベニア大学ウォートン校教授 同大学史上最年少の終身教授。『フォーチュン』誌の「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」、『ビジネスウィーク』誌の「Favorite Professors」に選ばれるなど、受賞歴多数。 「グーグル」「IBM」「ゴールドマンサックス」などの一流企業や組織で、コンサルティングおよび講演活動も精力的に行なう。

シェリル・サンドバーグ

フェイスブック最高執行責任者(COO) フェイスブックに加わる前は、グーグルでグローバル・オンライン・セールスおよびオペレーション担当副社長、財務省首席補佐官を歴任。 マッキンゼーでコンサルタント、世界銀行で調査アシスタントとして働いた経験もある。このほか、フェイスブック、ウォルト・ディズニー・カンパニー、ウィメン・フォー・ウィメン・インターナショナル、Vデイ、ONEの取締役を務める。 リーン・イン基金の理事長。ハーバード大学にて経済学の学位、ハーバード・ビジネススクールにて経営学修士(MBA)を取得

オリジナリティに無謀さが必要なわけではない

独創的なオリジナリティについて語られる時、そこには大きなリスクがいつもセットになっている事が多い。

だが凡人にとっては嬉しいことに、独創的なアイデアを採用するためにいつも大きなリスクを背負う必要はない。無謀で社会のルールから逸脱しているアウトローだけに許された特権ではないのだ。満員電車の特に目立たないサラリーマンでも、当然ながら独創的になりうる力を秘めている。

その秘訣は独創的な発想ができるかどうかよりも、「行動できる」という事が重要である。

実は「アイデア」自体は誰だって無数に持っており、中には優れたアイデアが一つ二つ頭の片隅に置かれている。だがほとんどの人は閃いたそのアイデアを実行に移そうとはしない。アイデアを実現するための様々な困難に躊躇してしまう。

だがアイデアがあなたの頭の中で眠っている限り、この世に存在しないも同然だ。

優れたアイデアにしろ、ゴミのようアイデアにしろ、あなたの頭に浮かんだものは「あなたが」実践しなければ形にはならない。もちろん、あなたが普段そういう仕事をしているのでないなら、色々な仕事の段取りで挫折してしまうだろう。結局、実践しないアイデアは出てきてしまう。それはある意味では仕方ない。

だからアイデアは無数に存在するが、そのアイデア群から「どんなアイデアが成功するか?」を選択すること。これが一番重要なポイントである。

そして人生をかけて作り続けること。

何度も失敗を繰り返して成長していく。その失敗の数だけあなたは成功の階段を上ることができるのだ。

凡人は努力しろ。努力は嘘をつかない。

努力はあなたを裏切らない。

だが「努力すれば報われる」とか「努力すれば夢はかなう」といったたぐいの話ではない。残念なことに努力が報われないことは多いし、夢破れることもある。どれだけ努力したとしても、世の中には手に入れられないものがある。

だが、努力はあなたを裏切っていない。

確かに努力はあなたを成長させているのだ。それは一見地味だ。成果を出せていないなら誰もあなたを褒めたりしない。あなたが成長している事にすら気付かないかもしれない。だが、例え成果が出なかったとしても成長していることは重要な事実だ。

努力すればするほどあなたは成長している。

だから例え成功に繋がったことがなくても努力を続けよう。失敗を恐れずに挑戦するのだ。炎に身を投げる覚悟を持って。もし自分で凡人だと自覚しながら、それでも天才になりたいと願う人がいるならば、誰よりも挑戦して欲しい。何度も失敗することだ。

オリジナリティは誰にでも発揮できる。

オリジナリティ1

独創的でオリジナリティあふれる人は先発者でなくてもいい。後から始めて大きく躍進する人間でもいいのだ。常識を疑い、より良い方法を常に探してアンテナを立てる人。そして何度も失敗を繰り返す人。

これらの人がオリジナリティを発揮する結果となる。

結局のところ、成功なんて運任せだ。

勘違いしないで欲しいのは、オリジナリティとは「一つしかないもの」を創り出すノウハウではないことだ。ライバルがいないぐらいに、少ない人間だけで独占している市場を横取りしてもいい。意外なモノを合理的に使うことができれば天才に近づく。

天才になるたった一つの条件は、「ひたすらトライしろ」という一語に尽きるのだ。

この本から何が得られるのか?

凡人が天才になる方法

エピソードが濃厚で読みやすい

この本の欠点

言うは易く行うは難し。

実際にどれだけ継続できるか。

書評まとめ

天才になりたい人におすすめ

評価

満足