引用:アマゾン
しょぼい財布を使う人間は、お金を大切にしていない。
愛するあなたへ。
この記事を読み進める前に、あなたの財布の事を思い出してみてください。
あなたの財布はどんな財布でしょうか?
ボロボロだったり、擦り切れて汚れていたり、破れていたりしないでしょうか?
中にいくら入っているか覚えているでしょうか?
万札の枚数は? 五千円札、千円札は? 小銭は?
本書「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」を読んでみてハッキリ言えるのは、長財布を使えば魔法のようにお金持ちになれるわけではないということ。
そんなうまい話があるのなら、日本国民のほとんどがお金持ちになってしまいますよね。石油でも湧いて出ればまだしも、そんな話は非現実的です。
それでも「お金を稼ぐ人は長財布を使っている」という亀田氏の主張は、あながち的外れではないのかもしれない。私はこの<稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?>を読んでそんな風に思いました。
この本を読めばきっとあなたも財布を買い替えたくなるはずです。しかも「稼ぐ人は長財布を使うから」という曖昧な理由ではなく、「お金を稼ぐために長財布を使おう」という確固とした理由をあなたが見つけ出すはずです。
なぜ、長財布なのか?
それは長財布が「お金を大切にするための道具」だからなのです。
著者の経歴
亀田潤一郎(かめだ・じゅんいちろう)税理士。学生時代、中小企業の経営者だった父の会社が倒産し、その悲劇を目の当たりにする。一時はホームレスでうつ病になるも、「中小企業の経営者をお金の苦労から守りたい」という使命感から、苦節10年を経て税理士の道へ。数字に苦手意識をもつ経営者向けに通帳を活用して資金繰りをよくするお金のコントロール方法を指導。90パーセントを超える顧問先から「大幅に資金繰りが改善している」と好評を博す。数々の経営者とつきあうなかで「順調に稼ぎ続ける社長のお金の使い方」にいくつもの共通点があることを発見し、それを自ら実践し始めたところ、年収が飛躍的に向上。「財布」「小銭」「カード」「通帳」といった身近なツールを通して、お金に振り回されずに生きるためのヒントを伝えている。-amazonより引用-
お金に対して意識改革を起こす
財布を変える事とはどういう事でしょうか?
それは、「お金への態度を変える」という事でもあるのです。しかもあなたが「稼ぐために財布を買い替える」というのであれば、それはまさしくお金持ちになるための一歩なのかもしれません。
この「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」で伝えているのは、稼いでいる人はすべてお金を大切にしている人、だという事です。
つまり、長財布を使うから稼げるのではありません。
お金を大切にしているから稼げるのです。
「なんだ、そんなことか」と拍子抜けした気分になるかもしれません。しかしちょっと待って下さい。そういう事なら別に難しい事でもないですし、すぐに実践できると思うかもしれません。
ですがお金持ちの「お金を大切にする」は、「普通の人のお金を大切にする」とは全然レベルが違うという事にまず気を付けましょう。
例えばおつりを貰った時にギザ十があるかないか、あなたは毎回探すでしょうか?
1万円札を崩さなくていいように5千円札を数枚いつも財布に入れているでしょうか?
古いお札は財布に入れず、新札ばかりを財布に入れるようにしているでしょうか?
普通の人は絶対にこれらの事をしません。でも「長財布を持ってて稼ぐ人」はこれらの事をする人間なのです。するとどうなるでしょう? 常にギザ十を意識する、5千円札を数枚入れておく、新札を財布に入れておく。
これらの事を実行しようと思ったら、あなたは財布の中身を今までの何倍もの頻度でチェックせざるを得ないのではないでしょうか?
要するにお金を大切にするというのは、お金に対して普通の人の何倍も意識を向けるという事なのです。お金を丁寧に扱い、決して粗末にしない人達は自然と長財布に集まります。なぜなら二つ折りはせっかくの新札が折れてしまうから。
お金にとって居心地のいい財布とは何か?
それを追求していけば、お札を伸ばしたまま入れられる長財布に行き着くのはある意味当然なのです。
高い財布を買うと意識が変わった。
告白します。正直、私も財布に関してはあまり頓着しないタイプでした。前まではボロボロの二つ折り財布、しかも他人からの貰い物を使っていました。
思えば私が稼げるようになりだしたのは真剣に財布を検討して、少々値の張る財布を買ってからかもしれません。
まあその財布も二つ折りではありましたが、機能的で非常に気に入っていました。良い財布を買うと、その中に入るお金も大切に扱うようになります。財布と一緒に大切に扱いたくなるんです。
そういうこと、あなたにも経験ないでしょうか? 本当に心の底から何か欲しいものを買った時のあの喜び。何から何までその商品のあらゆる部分を好ましく思ったはずです。
それでもイマイチしっくりこない人は想像してみて下さい。
あなたはこの記事を読んで100万円の財布を買ったとしましょう。しかし、その前はたった3000円の財布を使っていたのです。その状況で、あなたは仕事から帰ってきて疲れ切った様子でイスに座ります。
さて、あなたは100万円の財布をどんな風にして机に置くでしょうか?
たぶん、あなたは非常に大切に扱うはず。
自分が決めた場所に毎日戻し、なんだったら布で包んで丁寧にしまうかもしれない。なんといっても財布だけでも100万円なのですから。
しかし、その財布を買う前のあなたは3000円の財布をどんな風に扱っていたでしょう?
恐らく、決めた場所に置くこともなく、適当にポケットから引っ張り出して床に投げ捨てていたのではないでしょうか?
まず間違いなく、布で包んで保管するような事はしないでしょう。だってその財布はナイロン製で、下手したら包み布と変わらない値段かもしれないのですから。
お分かりでしょうか?
高価で素晴らしい財布を使うほど、あなたはお金を大事にするようになるのです。するとお金の女神があなたに微笑みます。お金を稼げるようになっていくのです。
奮発して高価な財布を買おう
著者は、年収は「財布の購入価格の200倍」になると言います。これはどこかで聞いた事のある話です。みんな半分本気にして財布の購入時に検討材料に入れるようになっていたりしますよね。
私はその説に完全に賛成する事はできません。しかし、あながちまったくのデタラメとも思っていません。それが先ほどにも書いた通りの「高価な財布を使うほどあなたはお金を大事にする」という事だからです。
つまり、思い切って高い財布を買ってみた方があなたは稼げるようになるというのは、一種の真実であると思うのです。
しょぼい財布を使う人は、その中身のお金も大切にできないのです。財布をないがしろにする=お金を雑に扱うことに繋がりやすいですから。
いっその事、ハイブランドの財布を買ってみるのもアリだと思います。少なくとも3万円以上の投資をするのは決して間違いではないのではないでしょうか?(財布価格の200倍論でいけば、年収600万である)
ただし、財布の寿命は1000日(約3年弱)と言われているので何十万の財布を買って長年使うのは避けた方が良いようです。
こちらは昨日書いた記事で、風水的な話になりますが。風水も勘案しながら選びたい人は下記の本がオススメです。
お金を大切にする人の下にお金が寄ってくる。これは直感的にも理解できる真実でしょう。
他人の何倍もお金を大切にする姿勢が、大金を寄せ付けるのかもしれません。
この本から何が得られるのか?
お金の大切の仕方
小さなことからお金を意識する態度を身につける
この本の欠点
やや精神的な話も多い
根拠のない話だと感じる部分もある
書評まとめ
しょぼい財布を使っている人はお金持ちになれない
評価
そこそこ
最後まで読んでくれてありがとう。あなたが好きです。