【満足】仕事のために死ね<燃える闘魂 著:稲盛和夫レビュー!

表紙

引用:アマゾン

命を賭ければ大体負けない

愛するあなたへ。

今日はあなたに残念なお知らせをしなければなりません。私はあなたに死ぬ覚悟をしてもらおうと思っています。

今回の書評はそれが主題となっています。

「あなたは死ぬ覚悟ができますか?」

この<燃える闘魂>もそうですが、稲盛和夫氏の著書は熱いです。熱量が他に比べて圧倒的です。なぜなら稲盛和夫氏が言っていることは「仕事に命を賭けろ」という事だからです。

しかも、よく一般的に言われている叱咤激励のフレーズではない。本気で言ってる。稲盛和夫氏の言葉は本気だからこそ響きます。

もちろん、ただ犬死しろというわけではありません。自分を大切にするなという意味でもありません。でも、仕事で死ねという。つまり、成功を掴むためには死ぬ覚悟を決めろという事です。

燃える闘魂とは、絶対に負けたくないという強い意志です。

それは他人に負けたくないというだけではありません。自分にも負けないという強い意志。不景気に負けない。苦難にも、不幸にも負けないという強い意志を持てという事です。

あなたは命の最後の一滴を振り絞るぐらい、全力で生きていますか?

著者の経歴

稲盛和夫。あまりにも有名過ぎて説明する必要もないかもしれません。

京セラを創業し、日本航空をわずか数年で再生させた巨人。経営の神様として熱狂的なファンを多く持ちます。

今の日本人に欠けているものとは何か?

稲盛和夫氏によれば今の日本人に欠けているのは「燃える闘魂」=「燃えるような闘争心」です。

つまり、「絶対に負けない」「絶対に勝つ」という気持ちです。「なにがなんでもやり抜く」「死んでも勝つ」というような強い気持ちを持った日本人というのは、確かにいま少ないのではないでしょうか?

目標を決めて、なにが何でも達成できる人間はかなり稀でしょう。

何となく生きていても今日を生きることはできます。いまの日本には食べ物も溢れているし、服も安くで売っているし、住むところも大体みんな持っています。ホームレスはたくさんいますが、スラム街のように一般人が立ち入りにくい場所はすぐに思いつきません。

そして無料だったり安い娯楽があり、社会的に成功していなくても生活を楽しめます。実際、お金がないならないで色々やれることはあります。

ひと昔前にはハングリー精神が失われた、などという論調が良く聞こえたものですが、最近ではそもそもハングリー精神という言葉すら死語に思えます。

ほとんどの人は何となく流されるままに人生を生きていてもなんとかなっているのです。

自分の魂が燃えるほどに仕事に打ち込むのは、ブラック企業の社員ぐらいのものかもしれません。しかし、それも自発的なものではありません。

何のために命を賭けて仕事をするのか?

そんな仕事の目的すらほとんどの人が見失っている現状があります。それを私たちは是正しなければいけません。

仕事をするのはあなが自分の人生を生きるためだ

燃える闘魂1

自分の人生のために生きていますか?

何となく流されるままに仕事をしていて、命じられるままに仕事をして、あなたに押し付けられた仕事はあなたの人生にとって大事な仕事ですか?

もしその仕事に給料以上の意味を見いだせないなら、もう一度よく考え直して下さい。

何のためにあなたは頑張っているんですか?

上司からの命令だから? 仲間からの同調圧力があるから? 仕事が他にないという根拠のない不安のせい?

そういう後ろ向きな精神で仕事に臨むなら、あなたは自分の人生を自分でコントロールできていない証拠です。

あなたは仕事に命を賭けた方がいいでしょう。

それも自分の人生をより良くするための仕事に命を賭けましょう。稲盛和夫氏は「燃える闘魂」の大切さを説いています。絶対に負けたくないという強い気持ちが日本人から失われているという。もしかするとあなたも心当たりがあるかもしれません。

絶対に負けたくないと思えるほどのモノに出会えていないから、ほとんどの人はそんな気持ちになれないのです。

だけどそれは仕方ないのかもしれません。

いま、果たしてトヨタに絶対勝とうと思って車メーカーを起業する人間がいるでしょうか?

ソニーに勝とうと思って電機メーカーを起業する人間がいるでしょうか?

稲盛和夫氏のいう「絶対に勝つ」という燃える闘魂を抱くには、この社会はあまりにも成熟し過ぎています。

戦後の混乱期であれば、もっと多くの人にチャンスがあったかもしれません。もしくは発展途上国といわれる国であれば、今からでもチャンスがあるでしょう。

しかし果たして、燃える闘魂を燃やそうにもその余地のない成熟した社会を前に、誰が心の底から熱い炎を燃やせるでしょうか?

例え私が命を投げ出す覚悟で臨んでも、トヨタを超える企業なんて作れる気がしません。そう、現代に生きる私たちの目の前には大きすぎる社会があるのです。

だからあなたは良く考えなければいけません。

絶対に勝つという強い気持ちを他者に向けたところで、もはや勝負がついている分野はたくさんあります。私は愛するあなたが挫折を味わうところを見たくありません。

しかし、一つだけあなたが燃える闘魂に燃料をくべられる場所があります。

一つだけ、あなたが命を賭ける価値のある場所があるのです。

それはあなた自身の人生です。

あなたの人生を一番にしてほしい。

私はこの社会で一番になる必要なんてないと思います。

だって「この社会で一番を目指せ!」という私のこの言葉を、2人の人間が真剣に受け止めて行動しても片方は脱落せざるを得ないのですから。

この成熟した社会で、多くの分野の一番はもうほとんど確定しています。もちろん、まだまだ一番になれる可能性がある分野も残されています。その一方で確実に一位になることができそうにない分野も、残念ながらあるのです。

だからあなたには稲盛和夫氏の「燃える闘魂」は、一つの分野を極めることに使って欲しいと思います。

自分の人生を一番にしてほしい。

それも、世界で一番にするという意味ではなく、あなたが自分の人生を一番に選んで欲しいと思います。誰かに搾取される行動を優先するのではなく、あなたがあなた自身の人生を最優先する行動を優先して欲しいと思います。

そのために「燃える闘魂」を使って下さい。

つまり、自分の人生に自分の命を賭けるのです。そこには命を賭ける価値があります。

なぜならそれは、あなたの人生なのですから。

誰にも負けず、あなたが成功を掴むために「燃える闘魂」を燃やすこと。私たちはもう誰かと勝負するのではなく、自分と徹底的に勝負する時が来たと思います。

何となく生きるのをやめて、危険を承知で成功を掴みませんか。

自分のために命がけで仕事をしてみれば、人生は変わるかもしれませんよ。

この本から何が得られるのか?

熱い気持ちを湧き起こさせる。

伝説的起業家の成功哲学を学べる。

この本の欠点

稲盛和夫氏だから成功した部分もあり、特殊な哲学。

誰にも負けない気持ちはこの成熟した社会では持とうにも持てない。

だから「自分の人生を一番にする」という自分なりの解釈をする。

書評まとめ

かなり良い事が書いてあり、熱い想いを溢れさせる。

だがこれを愚直に実行するのではなく、自分なりに解釈しよう。

評価

満足

最後まで読んでくれてありがとう。あなたが好きです。