【最高】本気の雑談が人生を変える<超一流の雑談力 著:安田 正>レビュー!

表紙

引用:アマゾン

雑談の基本が抑えられた良書

愛するあなたへ。

あなたは雑談は得意でしょうか?

今回ご紹介するのは<超一流の雑談力>という本です。「どうすればうまく雑談できるのか?」という内容で、この本を読むまでは雑談を「本を読んで学ぶこと」だとは思っていませんでした。

私も雑談はかなり得意な方でしたが、最近はといえば苦手になってきています。人と話す必要がない(少なくとも気を遣う必要がない)職種だったりすると、どうしても雑談する機会が減って喋れなくなってしまいますね。

「最近雑談がなんだかうまくいかないなー」と思っていたところに出逢ったこの本。

実はアマゾンレビューでは賛否両論なのですが、私としては目から鱗でした。そもそも雑談にノウハウがあるという意識がなかったところへ、雑談の基本を実践しやすい形にまとめてくれているのが良かったです。

アマゾンレビューなどでは基本過ぎて「超一流」とは言えない、といったレビューが散見されますが、しかしこの本に書かれていることを100%実践できている人が何人ぐらいいるでしょうか?

経験から言って、超一流という人達は基本を200%忠実に実行します。当たり前のことを誰よりも徹底的にやる人が超一流なのです。

もちろん、基本だけでなくその人たちなりの工夫や独自の方法を編み出していると思います。しかしそれは、基本を徹底的に極めることで発見できた技術なのです。そして、独自の方法を編み出したとしても比率でいえば基本が8割以上を占めるのです。

例えば雑談の後に振り返りのメモを書いたり、雑談からビジネスの本題に入るために話を持っていくためのキーワードをピックアップするといった作業を、徹底的にやっている人間はどの程度いるでしょう?

超一流の雑談と聞いてどんな知らない世界が書いてあるんだろう?と期待して読むとガッカリするかもしれません。

しかし、一流の仕事に秘密などないのです。

だからこそ雑談の基本に目を通し、自分ができていない課題を明確にできるだけでもこの本は有益です。課題さえわかれば、意識して鍛えることは可能ですから。

著者の経歴

安田 正。1953年8月6日生まれ、宮城県出身。76〜77年英国留学。78年神奈川大学外国語学部英語英文学科卒業。株式会社兼松パーソネルサービス・国際化事業部長を経て、90年企業向け語学研修機関、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ設立。現在、代表取締役、早稲田大学理工学術院非常勤講師。

日本人の魅力を引き出すオリジナルメソッドは、多くの日本企業が直面するコミュニケーションの課題に明確な解決策を提供。自らも講師として活躍する研修は、「分かりやすく、実践ですぐ使える」と定評があり、これまでに約1200社55万人受講の実績がある。

-amazonより引用-

実践的で意識して訓練できる雑談の教科書

ごくごく基本的な内容から、あまり一般的ではない方法まで書かれている雑談を体系化した本です。

基本的な内容としては例えば、「初対面では軽い失敗談などの気安さを生むエピソードを最初に話して自己開示する」などです。

自分のことを話す時に自慢話をしても煙たがられるだけですが、小さい失敗談を話せば共感してもらえます。ある程度、雑談が得意な人ならそんなことは百も承知でしょう。特にあなたが営業のその道何年ものベテランであれば当たり前のこと過ぎて、アクビを噛み殺すのに必死になってしまうかもしれません。

しかし私は自分のことを振り返った時、必ずしもそんな風に話を運べているわけではないと思いました。言ってしまえば別に失敗談を話さなくとも相手と仲良くなれることは多々あるわけで、その重要性を理解していなかったというのが正直なところです。

しかし、この本で「初対面の相手には自己開示(自分の話)をする」というノウハウが一番最初に来たのを見た瞬間、これは基本であると同時に真実だと感じました。

なぜならマーケティングや心理学の観点から言えば初対面の相手に自己開示するのは、とても重要なことだからです。例えその反応が「へー」とか「あはは……」とかいかにも薄い反応の部類であっても、絶対にした方がいいのです。

初対面ではまず「自分はこういう人間ですよ」ということを軽くでも触れておけないと、相手はあなたの事を100%信じきれないところがあるのです。

街角でいきなり知らない人から、

「すみません。ちょっとアンケートに回答お願いできませんか?」

と言われてそのアンケートをあなたは書くでしょうか?

よほどの美人とかイケメンとか物凄い笑顔だとか、何かしら外見的要素で好ましい要素がなければ足も止めないのではないでしょうか。私なら軽く頷いて通り過ぎてしまいます。笑

しかし上記のセリフに一言くわえて、

「すみません。実はいま私107人もの方に断られ続けているんですが、ちょっとアンケートに回答お願いできませんか?」

と言われたら思わず足を止めるか、止めなくても一瞬「アンケートを書いてあげようかな?」と考えないでしょうか?

それは相手に共感や同情を抱くからです。なぜそういった感情を抱くのかといえば、相手がどんな人間かを知ったからです。

これが自己開示です。あなたがどんな人間なのかを簡単に相手に伝えること。そうすれば、あなたはその瞬間から相手と完全な他人ではなくなるのです。自己開示で見ず知らずのあなたへの警戒を解けるのです。

それができなければ、そもそも雑談するための土俵にも上がれないでしょう。

どんな人を相手にするにしても、ほんのちょっとした「失敗談」による自己開示ができているでしょうか?

超一流の雑談をするための努力

教科書

上記の話が基本だとしたら、次はあまり一般的ではない方法です。

それは雑談ノートを作るという作業です。

誰かと話をしたら忘れないうちに話した内容をノートに書いてしまいましょう。もちろんスマホのメモ帳などでも大丈夫です。とにかく内容を記録に残しておくのです。

さらに、長話になる場合も考えられます。

そこで雑談を「録音する」という方法も奨励しています。こうして記録を残しておけば、その人と次に話すときに有利になります。事前にノートで復習しておく事で前回どんな話をしたのかを明確に思い出せます。

ノートなんて取らなくても覚えている、と考える人は多いと思います。だが人間の記憶なんてアテにならないものです。メモをする習慣のある人ならわかる人もいるでしょうが、人間は時間と共に本当にいろんなことを忘れてしまいます。

例えば相手の出身地を覚えておけるでしょうか? 何歳の子供がいて、どこの学校に入ったかは? 例えば相手の出身地で何かニュースが起こったりした時、その話をすぐに出して会話につなげる事ができるでしょうか?

記憶力に絶対の自信がある人ならいいが、私は友人でもほとんどの人間の出身も誕生日も覚えていません。

記録に残しておくのは非常に有益な方法です。

100人の顔と名前を思い出すのは難しいかもしれませんが、記録しておけばその人の血液型から出身地までありとあらゆることを10年後まで覚えていられるでしょう。

非常に有益なノウハウ本!

私が読んだ限り、この本は非常に有益な内容でした。ですがもちろん雑談力というのは本を読むだけで身につくものではありません。その事実を否定したがる人もいるかもしれませんが、実践で磨く以外に効果的な方法などないのです。

雑談というのは他人と話してなんぼの行為なのです。

「おいおい。じゃあ結局、雑談を磨くためにこの本を読むぐらいなら、いっそ飼い犬とでも話した方が有益じゃないのか?」

とあなたは思うかもしれません。

しかし、そんなことはありません。この本に書かれていることの中には多くの人が当たり前にできていることもあるし、あまりできていないこともあります。

<超一流の雑談力>をチェックシートとして使えばあなたは雑談力を磨くために、一体どんなスキルが不足しているのかを客観的にみることができます。自分のなにができていて、何ができていないか?

雑談というジャンルで、そのチェックシートを持っている人はほとんどいないでしょう。

自分の不足している部分を一発で分析でき、望むならそれを重点的に鍛えることができるます。

つまり自分の雑談力を客観視できるのです。それこそが一番のメリットといえるのではないでしょうか。

この本から何が得られるのか?

雑談力の基本のノウハウを学べる

雑談のチェックシート代わりに使える。

この本の欠点

雑談はケースバイケースなので、この本の内容を無理やり使わないようにすること。これより難しい状況は発生する。

書評まとめ

雑談力を本気で身に着けたい人には一読がおすすめ

評価

最高

最後まで読んでくれてありがとう。あなたが好きです。

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