【殿堂入り】自分を変えるための心理学:<スタンフォードの自分を変える教室>

自分を変える教室表紙

引用:アマゾン

人間は弱さを克服できるか?

愛するあなたへ。

あなたは完璧な人間だろうか?

もし「そうだ、俺は完璧な人間だ!」と言うならこの記事に価値はないと思う。

しかし、おそらくそんな人間はまれだろう。

本来人間は感情に振り回され、思い通りに行動できないのが普通だ。

「ずっとやろうと思っているけどほったらかしになっているアレ」があなたにも一つや二つあると思う?(実は私にも……)

もしあなたに心当たりがあるのなら、きっと今日紹介する本「スタンフォードの自分を変える教室」は非常に役立つ1冊だと思う。

このケリー・マクゴニガル氏の「スタンフォードの自分を変える教室」はあなたが自制心を鍛え、意志の力を強化して目標達成するための心理学観点からみたノウハウが書かれている。

著者の経歴

著者:ケリー・マクゴニガル スタンフォード大学 講師/健康心理学者

米スタンフォード大学の心理学者。専門は健康心理学。ボストン大学で心理学とマスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で博士号(心理学)を取得。心理学、神経科学、医学の最新研究を応用し、個人の健康や幸福、成功、人間関係の改善に役立つ実践的な方法を提供する講義は人気を博し、スタンフォード大学で最も優秀な教職員に送られる「ウォルター・J・ゴアズ賞」をはじめ数々の賞を受賞。「フォーブス」の「人びとを最もインスパイアする女性20人」に選ばれる。大学で講義するかたわら講演や執筆活動も精力的に行い、2012年に日本で発行された著書『スタンフォードの自分を変える教室』が70万部を超すベストセラーとなり、ビジネス書の年間ベストセラー1位(2013年、日販・トーハン調べ)に選ばれた。

引用:Business Network Lab

理性が本能に負ける瞬間

理性がいかにアテにならないか。

きっとあなたも自分の人生を通して本能に負けた瞬間が何度もあるはずだ。
しかも、本能的に行動してはいけない場面で。

例えばダイエット中に間食を食べてしまったり、あまり好きでない上司に無愛想に対応したり、やるべき仕事を片付けなかったり、細かい事を言い出せば枚挙にいとまがない。

だがそれはある意味で正常な反応なのだ。

人間は生物として常識を超えるスピードで文明を進化させてしまった。
そのせいで体の進化が文明レベルに追いついていない。

だから食糧危機などほぼ皆無の現代でも、甘いモノを見ると生存本能が働いて夜中でも食べてしまったり、他人の奥さんや旦那相手でも生殖本能が働いて一線を超えてしまったりする。

現代社会はほんの数世紀前に比べて非常に理性的で整然とした社会になったように見える。

道行くサラリーマン達は清潔感のあるスーツを身にまとい、秩序の中で生活している。

しかし、スーツの内側には太古のサルだった頃の本能が残されたままなのだ。

現代を生きるあなたの中には、欲求に従って行動したいという原始的な【サルのあなた】と、自制心をもって行動しようとする【洗練されたあなた】の2人のあなたがいる。

そして気を抜けばいつでも【サルのあなた】がひょっこり顔を出し、本来やるべきでない事にあなたを導こうとするはずだ。

この「スタンフォードの自分を変える教室」は【サルのあなた】に引っ込んでいてもらい、いつでも【洗練されたあなた】でいるために自分を変えていくノウハウ本である。

本の内容を実践してみた

私も意志力を鍛えたいと常々思っていたので、早速本の内容を実践してみた。

このケリー・マクゴニガル氏の「スタンフォードの自分を変える教室」には本当にたくさんのノウハウが詰まっている。
さすがにいきなりすべてを実践することはできない。

まずは自分にできそうなモノから実践してみる事にした。

具体的には下記の3つ。

  • 小さな目標を設定する→達成することで自制心を鍛える
  • 6時間以上の睡眠をとる→意志力を向上させる
  • 瞑想と運動をする→ストレス解消、自制心の向上、能力向上、健康増進などメリット多数

上記のことを自分の生活に落とし込んで、今は3か月ぐらい続けているところだ。

もちろんできない日もあるがほぼ習慣として定着し始めた感触はある。
やっていて手応えのあった取り組みは小さな目標を設定すること、それから運動だ。

毎日紙に一つ小さな目標を書き、それを達成しているのだが、この取り組みをやっていない時に比べて毎日の充実度はかなり変わった。

たった一個目標を達成するだけでも生活の質はずいぶんと変わってくる。

それから運動も、それほど激しいものではなく散歩や近所をジョギングする程度なのだが、やる前と比べて心がスッキリするのがよくわかる。
これは確かにストレス解消になるなぁと感じながら地味に続けている。

一方で効果のわかりにくいものは瞑想だ。

瞑想は集中力を高める効果もあるらしいが、今のところその効能は実感していない。

ずっと続けていれば脳にも少しずつ変化が表れてくるようだが意識的にもわかるものなんだろうか……?

しかしリラックスは確かにできるので、これも地道に続けている。

知っているだけで役立つ知識も豊富

他にもケリー・マクゴニガル氏の「スタンフォードの自分を変える教室」には知っているだけで役立つ知識も盛りだくさんだ。

一つ一つ書くのは大変なので省略するが、たぶんこの本を読む前と読んだ後では自分の考え方が変わっている事は間違いない。

少なくとも読む前より自分に優しく前向きになっているだろう。

ダラダラとした人生を送るのをやめて、人生をよりよいモノにしたい人なら一度は読んでみたい一冊だ。

この本から何が得られるのか?

自分をコントロールするための方法。心理学的に根拠のあるアプローチ術

人間はいかに弱く、脆い人間であるかを教えてくれる。

この本の欠点

長所でもあるが書かれているノウハウが多いので、すべてをやろうとすると失敗する可能性が大きい。

一気に全部を実践するのではなく、自分がやるノウハウを抜き出しながら少しずつ身につけていこう。

書評まとめ

自分の意志力を鍛え、目標達成やトラブルに負けない自己コントロール能力を身につけるために役立つ良書。

評価

殿堂入り

最後まで読んでくれてありがとう。あなたが好きです。